中学受験
「藤田医科大学 医学部入試 問題分析&攻略セミナー in 名古屋」開催レポート

志願者急増! 私立医学部受験の勢力図を塗り替える「藤田医科大」の最新動向から目が離せない!
2026年3月22日(日)、名古屋駅直結の「ミッドランドホール」にて、藤田医科大学を目指す医学部受験生と保護者のための入試攻略セミナーを開催しました。
藤田医科大学の入試担当者による最新の入試速報から、藤田医科大学に在学中の先輩合格者が語るリアルな学習法まで、今後の受験戦略に直結する濃密な時間となりました。
【第1部 基調講演】
入試問題に秘められたメッセージ
藤田医科大学 入試情報課 島向 健太 先生
藤田医科大学 入試情報課 島向 健太 先生
1. 学費改定がもたらした「広域化」と「難化」
今回のお話しで特に印象的だったのは、学費値下げの影響により、受験者層が大きく変化しているということ。志願者数は一般入試で前年より313名増の1,938名となり、特に関東からの流入が増加。東海圏の有力校という枠を超え、全国の上位医学部志望者が併願先として選ぶ存在へと変わりつつあることが伝わってきました。
一方で、受験生・保護者が最も気になる難易度については、「急激に難しくなった」というよりも、高得点層が増え、上位での競争がよりシビアになったというのが実際のところ。一般入試の正規合格最低点は397点/640点で、例年通り6割前後が一つの目安となるものの、あと一歩を勝ち切るための、安定した得点力がより重要になった印象です。
2. 2027年度入試の主な変更点
2027年度(次年度)入試に向けて、受験生が必ず押さえておくべき変更点についても公表がありました。以下に箇条書きにまとめます。
- 「ふじた未来入試」:これまで範囲外だった「数学III」が追加。また、数学Bに「統計的な推測」が導入。
- 一般選抜:数学Bに「統計的な推測」が追加。
- 入試日程:一般選抜は2027年2月4日に実施予定。現時点で変更の予定はなし。
●新たな奨学金制度:一定の研究実績を条件とした「高度医療人材養成奨学金」や、入試成績上位者への学費減免制度(特待生制度)を新たに準備中。
こうした変更点を踏まえると、来年度受験でまず意識したいのが、早い段階で、英語・数学のマークシート突破力をつけておくことです。
藤田医科大学の一般選抜では、英語120点・数学120点の計240点に対して足切りラインが設けられており、まずは140点を安定して超える力が欠かせません。特に今年の講演では、単に解けるだけではなく、限られた時間の中で正確に得点し、記述に十分な時間を残す“時間戦略”まで含めて準備する重要性が繰り返し語られていました。
また、二次試験で実施される面接・MMIも、ボーダーライン上では合否を左右する大きな要素です。学科対策が中心になりやすい時期だからこそ、大学のアドミッションポリシーを理解し、自分の志望理由や医師を目指す理由を言語化しておくことが、最後の一押しにつながります。
今回の第1部を通じて強く感じたのは、2027年度入試では、数Ⅲや統計分野の先取りはもちろん、英数マークの時間配分、面接・MMI対策、さらには併願日程を含めた受験戦略まで、“早く動いた受験生ほど優位に立てる”入試になるということです。
最新情報を正しく押さえたうえで、今の時期から一歩先を見据えて準備を始めることが、来年の合格可能性を大きく左右しそうです。
【第2部 パネルディスカッション】
「私はこうやって合格した!」
名門会OB・藤田医科大学 医学部 2年生 永野 裕大さん
藤田医科大学 医学部 2年生 永野 裕大さん
第2部は、名門会OBであり、現在藤田医科大学医学部に在籍する永野裕大さんが語る合格体験談です。
永野さんは高校2年生の頃、学校を長く休みがちな時期があり、本格的に受験勉強と向き合えたのは高校3年生の秋からだったといいます。医学部受験としてはかなり遅いスタートでしたが、現役時代の共通テストで6割を獲得。その結果を「まだ伸びる」と前向きに捉え、浪人期の飛躍につなげました。
その歩みを支えたのが、名門会で伴走した西川先生の存在です。現役時代は限られた時間の中で“今やるべき参考書”を絞り込み、浪人期には基礎から順に積み上げる学習へ。永野さん自身も、「自分のやり方にこだわるのではなく、西川先生の方針を信じて素直にやり切ったことが大きかった」と振り返っていました。
一貫して大切にしていたのは、「理解すること」。公式や解法を暗記するだけでなく、なぜそうなるのかを理解してから覚えることで、知識の定着が大きく変わったと語ります。この“理解重視”の学び方は、西川先生との二人三脚の中で磨かれた、永野さんにとっての大きな武器となりました。
また、英語リスニングはNHKラジオ講座を毎日15分、さらに1日10分の読書を習慣化するなど、日々の小さな積み重ねも印象的でした。こうした継続が、最終的に共通テスト75%、そして藤田医科大学医学部合格へとつながったそうです。
最後に永野さんは、来場の受験生に向けて「理解してから覚える」というメッセージを送ってくれました。逆境を乗り越えて合格をつかんだ永野さんだからこそ、強く心に残る言葉でした。
【第3部 合否を分けた問題解説】
プロ教師が読み解く、合格逆算戦略
名門会プロ教師 数学:西川 沙緒理 先生 / 英語 :堀田 実 先生
第3部では、名門会プロ教師による科目別の入試問題分析が行われました。数学は西川沙緒理先生、英語は堀田実先生が登壇し、2026年度入試をもとに、来年度へ向けた具体的な対策や攻略ポイントが共有されました。
【数学】王道の標準問題を「最後まで解き切る力」が差を分ける
第3部前半では、西川沙緒理先生による数学の入試分析が行われました。
名門会プロ教師 数学科 西川沙緒理先生による問題解説
2026年度の数学は、マーク式と記述式が混在する形式で、全体として「正確な計算力」が合否を分ける内容だったとのこと。特に大問2では、条件を文字で置き換えながら軌跡や楕円へ落とし込む発想力が明暗を分け、大問3では最後まで計算をやり切る粘り強さが求められました。
西川先生からは、「奇問ではなく、王道の問題が出題される傾向にあり、普段から泥臭い計算練習と、標準問題の反復、数Ⅲの積分演習を重ねることがそのまま合格点に直結する」と、具体的な学習指針が示されました。
【英語】文法・長文・記述をどう配分するかが合否を左右
後半では、堀田実先生による英語の問題分析へ。
藤田医科大学の英語は、文法四択・語句整序・選択長文・記述長文・和文英訳まで、非常にバランスよく総合力が問われる出題が特徴です。
今年は文法・語法系がやや易化した一方で、記述長文と和文英訳では差がつきやすく、堀田先生からは「第1問・第2問で落としすぎないことが大前提。その上で、記述は根拠を最後まで探し切る粘り強さが得点につながる」と、時間配分を含めた戦略の重要性が語られました。また、長文対策はできるだけ早い時期から過去問に着手すること、類題演習として、島根大学、福井大学、聖マリアンナ医科大学などの具体的過去問が推奨されたことも、受験生・保護者にとっては大きな学びだったと思います。
名門会プロ教師 英語科 堀田 実先生による入試分析
【最後に】
受験は「現在地」から「目的地」へ挑むチーム戦
今回のセミナーを通して改めて感じたのは、医学部受験では「今の学力」だけを見るのではなく、現在地から志望校合格までをどう逆算して計画に落とし込むかが重要だということ。合格に必要なのは「やみくもに頑張ること」ではなく、 志望校から逆算した戦略と、それを日々の学習に落とし込む実行力です。
現在地も、目指すべき夢の第一志望校も、百人いれば百通りです。名門会では、一人ひとりの目標から逆転算した、あなただけのカリキュラムをご提案します。
地域に根ざした教室をめざして!
「名門会 一宮駅前校」開校
3月20日(金)「名門会 一宮駅前校」が新たに東海地区に開校しました。自習室も完備した新校舎にて、一宮エリアの受験生が最短ルートで志望校へ到達できるよう、地域に密着した個別戦略を提案してまいります。
受験は決して一人で戦うものではありません。名門会は、ご家庭と二人三脚で、お子さまの夢を現実のものにするための「最強のチーム」であり続けます。





